記録したがる女は、自分を好きすぎる。(高頻度利用ライフログアプリ12選)
私は、毎日の自分の行動を記録にとることが好きです。
その方法は、もっぱらアプリを活用しています。
例えば、お金。
お金をつかった際に都度記入しています。
自分だと、外面へのこだわりは薄い方と思っているけれど、美容院やネイルや、こまごました化粧水とか、支出は食費に次いで身なりに関することが群を抜いているのに気づく。
美容院ってなんであんな高いのだろうか。
「家計簿は善」と一般的イメージがあると思うし、
英語の勉強と近しくて、やるべきだけど、やれてないという人も多いのでは。
なのできっと、「偉いね」と言われる部類の記録だと思う。
モレはあるけど、ゆるやかに続けています。
私のライフログは、仔細もらさぬ綿密な記録ではなく、できる範囲で、気楽に、振り返って楽しいから続けている、趣味としての記録です。
体重記録。
もう30歳。食べるとすぐ太るので、毎朝シャワー浴びた後に、体重と体脂肪率だけ記録。今日明らかに体がふくらんでるなーと思う時は、数字見たくなくて計らない日もある。
逆に、体重が減ったのを見ると、今日も走ってやろうか、とモチベーションがあがる。
その「走る」行為も、
で記録している。太陽の下を走るのは、すっぴんだとか、お尻がぷるぷるするとかで、人目を気にするけれど、家のほど近くにジムがあるので、そこにさっと行って、30分だけ走って、家に帰ってからシャワー浴びています。
1週間に1回は走りたいと、ゆるやかな目標を掲げてます。
そして、
食事記録はこれ。食べたものを写真とともに記録。
メニューをいれると、データベースからカロリーや栄養素が自動で引っ張られてきます。細かいカロリー計算をしたいというより、身体にいれているものの傾向をグラフでつかめるのが好き。
無料でここまでの分析と、栄養士のアドバイスがもらえるのはすごい。
私は、いかにカフェラテと、サンドイッチばかり食べているかを実感してます。どこぞのおしゃれカフェのでなく、会社の購買のです。
ごはんといえば
お店を食べログつかって探すというよりも、
「行った」「行きたい」を記録する用途、ライフログとして使ってます。
「あのお店よかったけど、名前なんだっけなー・・・」ということがなくなりました。
テレビや雑誌で紹介されていたたお店を「行きたい」に入れておくと、
友達と行くお店選びで、自分のリストから探すと、なんだか小さな夢を叶えたようで嬉しい。
私はワインが好きなのですが、(もっぱら白ワイン)
ボトルの写真と、好みだったかどうか、という記録だけいれてます。
銘柄について全く明るくはなく、舌も鋭くはないとは思うのだが、
「飲むのであれば、おいしいワインを」という欲はあって、記録するだけで、「これ外したな」と思う割合が少なくなった気がする。
お酒は好きで、大体ボトルで頼みます。
家で珍しくごはんをつくったら
これに記録。たまにつくると誇らしい気分になるので、写真と、参照したレシピを貼り付けておく。
いろんなレシピサイトを見るので、それぞれで記録すると使いづらいんだよな。これは、特定サービスに囚われず、自分の記録として作れるのがよい。
ちなみに、レシピは最近「クラシル」で探すことも多くなった。動画だとイメージわく。「一口大に切る」というのも、ああこれくらいなのねと。
あとは、
生理になった期間を記録すると、自動で次の期間が予測される。
予定たてるときに、あ、この日ってどうだったかな?とアプリでチェックします。なんだかメランコリーになる日も、あ、もうすぐ生理だからか、と理由がわかると落ち着く。これは、記録とは言えないくらい生活に刷り込まれてる。
毎日着る服は、
ここに写真と、一言だけ。シンプルなアプリ設計がよい。
家のエレベーターの壁に鏡がかかっていて、出勤時にそこで全身の写真をとって、そのままアップ。
これをやるようになったのは、私って、いつも同じ服着ているんじゃないか。あと、黒い服着すぎている気がするんだが、と訝しく思って。
結果、毎日同じ服にならないよう、クローゼットの奥にも手を伸ばすようになった。
あとは、睡眠記録
早めに夕食をすませ、お湯につかってから寝ると、確かに快眠度が高い。あと旅行先だと快眠度が低い。腹落ち感があるというだけですが。
睡眠時間が短くなりがちなので、早く寝ようという心がけにはつながりやすい。ノンレム睡眠のときにアラームが鳴ることによって、起床しやすいという触れ込みですが、それについては効果のほどは感じない。
人間、「7時に起きる」と時間が決まっているから起きると思うのです。
言葉記録として
この言葉いい言葉だな、初めて目にした言葉だなあ、など気になったものは、記録しておきます。毎日つけるものではなく、(大それた言葉を使うと)琴線にふれたものの記録になるので、あとで見返すと、私的金言集になっている。はずなのだが、今アプリ見たところ、
飢えるかむ。(welcome)
といった、いつその言葉を心に留める必要があったのか、わからないものも多い。
本を読むときは、
で言葉を拾って入力しながら読みます。写経だと思っていて、書き取るから自分の言葉になる。
受験のときも、脳に刻むため、ノートに単語を書きなぐっていましたがその感覚です。
Evernoteは、仕事の打ち合わせのメモも全部とっています。
ちなみに、仕事系だと、
outlookでスケジュール管理してますが、
これは私のなかで趣味には入らない。やる必要ないのに、やってしまうことだけ書き連ねております。
あと私は、
Apple watch使っています。
「っぽくないね」「そういうガジェット使わなそう」と言われるのですが、
元々それも、iPhoneで歩数が勝手に記録されるのをチェックしていて、
でもいつもiPhone持って歩いている訳じゃないので、事実とずれてるなーと思い。Apple watchだと正しい歩数が記録されるので、冬のボーナスで買いました。
1日1万歩いくと、体に程よい疲労感もでてちょうどいいなーと思っています。
心拍数や、その他運動量も記録されていきます。
といった形で、
自分の生活リズムを振り返ったり、自分のことをいいぞいいぞと褒めたりしたく、複数アプリで記録をとっている私です。
ですが、気づかれる方もいると思うのですが、
その記録は、私だけのものなのです。誰にも公開をしていない。
「料理作りました!」とcookpadにあげられるほど、その皿の見栄えはよくない。
「ここがこだわり!」とinstagramにあげられるるほど、毎日着る服もセンスはなく平々凡々たるものである。
行ったお店も、そのお店の人が読むと思うと辛辣なことも書きづらく、
食べログのレポートは非公開。
本を読んで胸がいっぱいになっても、目にしてときめく日常を写真に切り取っても、
SNSで発信するため、伝える言葉に変換するパワーを発揮できるほど、熱が維持できない。
ランニング記録も、他の人のログをみて、「自分もがんばろう」と人とつながることができるのですが、
音楽聞きながら、リズムと完全一致の歩速でゆるゆる走る私は、ストイックな誰かをみたいわけでもない。
もちろん、体重や生理日記録は晒す必要ないとは思いますが、
私の記録は、私だけに向けられている。
そういった毎日の積み重ねが私なのだと思うことは、悪くないとは思っている。
==
「なにを言ったか」「なにを思ったか」ではなく「なにをしたか」
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と糸井重里さんも過去ツイートされていた。(瞬間日記の言葉記録より)
でも私の記録したがるという、この行動は、
子どもっぽく、一人遊びにすぎず、世界が狭いのではないか。
人目を気にしていないようで、人から評価されるのが怖いから閉じているのではないか。
かっこ悪い自分を見せたくないからなのではないか。
むしろ、instagramにあげようと思うから、人はいい一瞬を切り取ろうと視野が広くなり、本を読んだあと、booklogやAmazonレビューで誰かにオススメしようと言葉を選び取るからこそ、その本の素晴らしさがより一層自分の体にしみるのではないか。
記録を発信することで、
自分が大したことないと思う事柄も、35億いるらしい異性の誰かからみると、「運命の人だ」と見初められたり、新たな自分の面を見出すきっかけになるのかもしれない。
自分のしたことを発信することは、結果、
誰かにとって新たな気づきとなる可能性を秘めるのはもちろん、
なにより自分のためになるのではないか。
そう分かりつつ、
かっこ悪い毎日は晒せない私は、
自尊心が高く、自分のことがかわいすぎて、一人遊びに興じてしまうのだなと思ったのです。
でも、「思考の記録」を公開するというチャレンジを、
雨の休日ですることもなかったので、してみる。
はてなは、
増田という人が、一人遊びしている場のように見えて、
ここだと思い、ひとりごつ。